しみじみ*明日

北海道の小さな街から日々のしみじみを綴ります

八木重吉

伏見 ブログ 雪景色

2冊の本を読みました。

ひとつは、いとうせいこうの「想像ラジオ」。

マスコミで話題になっていたので、読んでみました。

帯にも絶賛の声の嵐だったけど、

私的には・・・そこまで深くえぐられるものはありませんでした。

読み手により分かれるところでしょうかね。

でも、死を迎えるとき、

人に本当に伝えたいことって

なんだろう、それを後回しにしないで、

今日を生きていこうと思いました。

もうひとつは八木重吉の詩集。

≪ はらへたまってゆくかなしみ ≫

かなしみはしずかに たまってくる

しみじみと そして なみなみと

たまりたまってくる わたしのかなしみは

ひそかに だが つよく 透きとおってゆく

こうして わたしは 痴人のごとく

さいげんもなく かなしみを たべている

いずくへとても ゆくところもないうえ

のこりなく かなしみは はらへたまってゆく

20代に結核で夭逝した八木重吉

しかし、妻がいて子どもがいて

幸せとみえる中にも積もり積もる悲しみがあったという。

それが何なのか、想像するしかないけれど

生まれ持つ悲しみというのか

それは私の中にもあるもので

とても慰められる詩でした。

今日は遅ればせながら居間の大掃除。

やっと、電灯のかさを拭いたわ~[emoji:i-239]

そして子どもと一緒に書き初めもしましたよ。

お正月を満喫できました。

今日はずっと、雪が降っています。

雪で、道が狭くなっていて車は大変!

明朝は雪かきだっ[emoji:i-7][emoji:i-4][emoji:i-7]

erino*