しみじみ*明日

北海道の小さな街から日々のしみじみを綴ります

小さいおうち

ちいさいおうち S

「小さいおうち」観てきましたよ。

直木賞受賞の中島京子さんの原作を

山田洋次監督が映画にしました。

「小さいおうち」といえば

バージニア・リー・バートンの絵本を思い出しますが

関係あるのかな?と思いつつ

この映画の予備知識もなく行ってみましたが

ちゃんと出てきました!

時は昭和初期

赤い屋根のモダンな小さいお家に住む家族のもつ

ある秘密とは・・・。

なんですけど

戦争に翻弄されていく家族の様子が痛々しくて

普通に暮らす人たちの日常・視点から

戦争の悲惨さを伝えた山田監督の

強いメッセージを感じました。

と同時に

秘密を持ち続けて生きたタキの苦しみ

決して人には言えない

重い秘密を持ってしまった者の

魂の解放の場所というのでしょうか

タキは、誰かに聴いてほしかった

重荷を降ろして、生きたかっただろうと思いました。

いい映画でした。お勧めです。

それにしても

第二次世界大戦に突入していった時代の雰囲気と

今と

とても似ていると感じて恐ろしいです。

山田監督は、そのことも

伝えたかったのだろうと思います。

erino*