録画しておいた
「女系家族」見ました。
宮沢りえさんが出るというので。
ちょっと私のようなモノには
わからない巨額の遺産相続の分配争いの話で
笑って見ることが出来ましたが
何かに取り憑かれるっていうのは
どんな世界でもあることかも。
最後に、全ての争いが終わって
長女(寺島しのぶさん)の表情が
付き物が落ちたようで
ほっとした。
愛人さんに男の子が産まれて
まあ、ある意味一件落着みたいなところもあるんだけど
これは男子を重んじる社会への
ある意味、皮肉を込めたのでしょうかね。
誰の立場に立って見るかで
作品の印象が変わりますね。
私はやっぱ、長女かなぁ。
お父さんの愛情は
一人一人にあったわけですね。
与えた内容は違うけれども。
劇中で出てきた
室生犀星さんの詩。
-きのう いらつしつて下さい-
きのふ いらつしつて下さい。
きのふの今ごろいらつしつてください。
そして昨日の顔にお逢ひください、
わたしくしは何時(いつ)も昨日の中にゐますから。
きのふのいまごろなら、
あなたは何でもお出来になった筈です。
けれども行停(ゆきどま)りになったけふも
あすもあさっても
あなたにはもう何も用意してはございません。
どうぞ きのふに逆戻りして下さい。
きのふいらつしつてください。
昨日へのみちはご存じの筈です。
昨日の中でどうどう廻りなさいませ。
その突き当たりに立つてゐらっしゃい。
突き当たりが開くまで立ってゐてください。
威張れるものなら威張って立つてください。
すてきな詩ですね。
夏ころの写真です。
今日は夜勤明けで昼間寝たので
頭冴えちゃったなぁ。
erino*