しみじみ*明日

北海道の小さな街から日々のしみじみを綴ります

「女系家族」見ました

録画しておいた

女系家族」見ました。

宮沢りえさんが出るというので。

 

 

ちょっと私のようなモノには

わからない巨額の遺産相続の分配争いの話で

笑って見ることが出来ましたが

 

何かに取り憑かれるっていうのは

どんな世界でもあることかも。

 

最後に、全ての争いが終わって

長女(寺島しのぶさん)の表情が

付き物が落ちたようで

ほっとした。

 

愛人さんに男の子が産まれて

まあ、ある意味一件落着みたいなところもあるんだけど

これは男子を重んじる社会への

ある意味、皮肉を込めたのでしょうかね。

 

誰の立場に立って見るかで

作品の印象が変わりますね。

私はやっぱ、長女かなぁ。

お父さんの愛情は

一人一人にあったわけですね。

与えた内容は違うけれども。

 

劇中で出てきた

室生犀星さんの詩。

 

-きのう いらつしつて下さい-

 

 

きのふ いらつしつて下さい。
きのふの今ごろいらつしつてください。
そして昨日の顔にお逢ひください、
わたしくしは何時(いつ)も昨日の中にゐますから。
きのふのいまごろなら、
あなたは何でもお出来になった筈です。
けれども行停(ゆきどま)りになったけふも
あすもあさっても
あなたにはもう何も用意してはございません。
どうぞ きのふに逆戻りして下さい。
きのふいらつしつてください。
昨日へのみちはご存じの筈です。
昨日の中でどうどう廻りなさいませ。
その突き当たりに立つてゐらっしゃい。
突き当たりが開くまで立ってゐてください。
威張れるものなら威張って立つてください。

 

 

 

すてきな詩ですね。

 

f:id:erino67:20211207234449j:image
f:id:erino67:20211207234451j:image
f:id:erino67:20211207234238j:image
f:id:erino67:20211207234454j:image
f:id:erino67:20211207234243j:image

 

夏ころの写真です。

 

 

今日は夜勤明けで昼間寝たので

頭冴えちゃったなぁ。

 

erino*