しみじみ*明日

北海道の小さな街から日々のしみじみを綴ります

ヘルマン・ホイヴェルスの本から

おはようございます。

今日は旭川へ行くので朝からブログアップしています。

今朝の朝日新聞の一面は

高齢者の介護のことを大きく取り上げています。

高齢者に居場所がないと・・・

悲しい現実です。

先日の、ハンナさんの講演(CD)で紹介されていた

ヘルマン・ホイヴェルスの「人生の秋に」という本にあるという

素晴らしい詩を記します。

ドイツ人の神父さんで上智大学の学長さんだった方であり

既に天に帰られました。

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最上のわざ

この世の最上のわざは何?

楽しい心で年をとり

働きたいけれども休み

しゃべりたいけれども黙り

失望しそうな時に希望し

従順に、平静におのれの十字架をになう

若者が元気いっぱいで神の道をあゆむのを見つけても妬まず

人のために働くよりも、謙虚に人の世話になり、

弱って、もはや人のために役たたずとも

親切で柔和であること。

老いの重荷は神の賜物

古びた心に、これで最後の磨きをかける

まことの故郷へ行くために

おのれをこの世につなぐくさりを少しづつ

はずしていくのは、真にえらい仕事。

こうして何もできなくなれば

それを謙遜に承諾するのだ。

神は最後に一番よい仕事を残してくださる。

それは祈りだ。

手は何もできない。けれども最後まで合掌できる。

愛するすべての人の上に、神の恵みを求めるために。

すべてをなし終えたら、臨終の床に神の声をきくだろう。

「子よ、わが友よ、われ汝を見捨てじ」と。

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それでは、雪の中ですが

まずは仕事に行ってきます!

恵みの一日でありますように。

erino*