しみじみ*明日

北海道の小さな街から日々のしみじみを綴ります

おかえり寅さん 感想

おかえり寅さん の感想です。


私は、子どもの頃

何でこんなマンネリ映画を

大人の人たちは懲りずに観てるんだろうと

思ってました。

全然観たことがなかったです。


結婚して

夫が寅さん好きで

事あるごとに寅さんの映画(ビデオ)を見せられて笑

だんだん、寅さんっていいなと思うようになりました。

我が家の子どもたちも

幼い時から寅さんを見せられて

育ってきました。


さて、今回の映画は

2019年の作品です。

劇中、寅さんは旅に出ているのか

死んでしまったのか

語られていません。


満男はお父さんになっていて

奥様に先立たれていました。

一人娘を男手ひとつで育てています。

そんな中、初恋の相手

いずみちゃんが帰国してきて

偶然が重なり、出逢います。

その2人の3日間を軸に

とらやのみなさんの今と昔が交錯しながら

物語が進んでいきます。



叶わなかった初恋相手との

センチメンタルジャーニーというんでしょうか

切ないけど

2人はしっかりと大人になっていて。


いずみちゃんも

両親のことでは

哀しみを抱えている訳です。

両親の別れや

老いていくかなしさや

おかしさみたいなものもあります。


後藤久美子さん。

英語がバリバリうまかった‼️


その2人を

とらやファミリーは

いつものようにそのままで受け止めてくれます。


満男は、色々と苦しみますが

折々に寅さんを感じていくわけです。

寅さんは、格好悪かったりしたけど

どんな時も満男の味方だった。

父でもなく母でもない

伯父さんである寅さんの存在が

満男を明日へと押し出してくれている。


寅さんはやっぱり

劇中でも死んでしまっているのだと思うけれど

でも

いつもそこにいるんだな。

ことばだったり

気配だったり

思い出だったり

寅さん縁の人たちの存在だったり。



f:id:erino67:20210628203950j:plainラストシーンあたり‥




とにかく

なんかとても懐かしい気持ちになります。

とらやのちゃぶ台に

私も混ぜてもらっているような。



なんか、私の感想文

ちゃっちいですが

これで終わります‼️



erino*