丁度、2年前の今頃、通勤途中交通事故に遭い、救急車で運ばれ8日間入院しました。
私は、青信号を自転車で渡っていましたが、左折車が私に気づかず、
衝突。
私は自転車ごと飛んで、後頭部を道路に打ちました。
すぐに、見ず知らずの周りにいた方々が、救急車、警察、自転車の処理、職場への電話などを
手際良くして下さり、私は脳外科に運ばれました。
MRIで、脳挫傷、外傷性のくも膜下出血(前頭葉)という診断でした。
思ったより重い病名で、びっくりしました。
途中から頭がとても痛くなって、唸りながら眠ってしまったのを覚えています。
命に別条はなく、また、手術をするようなものでものなく、
出血が吸収されるのを待つだけという安静の日々です。
次の日の回診の時に「臭い、ある?」と医師に聞かれ、
そのときに初めて、臭いがなくなっていることに気づきました。
嗅覚神経が損傷を受け、これは回復不可能とのことでした。
私は、ショックを受けました。が、そんなに泣いたりしませんでした。
ああ、臭いがなくなってしまったのか・・・という気持ち。
毎日、家族はもとより、教会の方、それから友人、
事故の相手の方もお見舞いに見えました。
4人部屋でした。
同室の方は、重い病気の方もおられて、昼間は普通にしているのに、
夜中にすすり泣いている声も聞こえました。
なんだか、とても複雑な気持ちでした。
事故から2年になり、自分の気持ちに整理をつけるためにも、少しの間この出来事を連続で綴ろうと思います。
突然の出来事は、受け入れていくのに時間がかかるものです。(つづく)
erino*